work is fun? 仕事は楽しいですか? さてこの問いに「yes」と答える美容師の方は どれくらい いらっしゃるでしょうか。 僕はyesです、正確に言うと楽しくなったパターンです 美容師って3つのパターンに分類されると思ってます。 1、美容師をめざしてなったパターン 2、実家が美容室で継ぐパターン 3、なんとなく美容師になったパターン 僕は3でした、高校2年生ぐらいになると進路を決める時期になると思いますが 大学に進学するやつ、就職するやつ丁度半々ぐらいだったと記憶してます そんな中僕はなんとなく美容師になるんだろうなから始まり 3年生ぐらいになるとなんとなく専門学校に進路を決めました それ以外の選択肢はあまり考えてもいなかったですし 実際浮かばなかった訳です。 さて専門学校を卒業し晴れて美容師見習いになった僕は 仕事が嫌で仕方ありませんでした。 うまい事さぼる、嫌なやつだったんですよ 全部サボるんじゃなくうまい事サボるんです。 仕事はそこそこやってましたからそんなに怒られる訳でもなく かと言って褒められる訳でもなく。 中身のない仕事をしてました なんでサボっていたのか 理由は簡単、遊んでいた方が楽しかったからです。 営業後は練習もせず遊んでばかり そんなこんなでなんの中身も無いまま、なんとなくスタイリストになった 僕はなんとなく美容師人生をスタートさせる訳ですが スタイリストはなんとなくじゃできません。 いや、アシスタントもなんとなくじゃ できないんですが当時の上司が必死にカバーしてくれていました。 (社長と、社長の奥さん) だけどそんな簡単な事にも気がついていなかったんですね。 毎日、お客様に怒られます。 そりゃそこそこの練習しかしていないから 満足のいく技術なんて提供できるわけもなく、ひたすら怒られ 帰ったら怒られた事さえ忘れて遊びまわる。 ひどすぎる、、、 書いていて恥ずかしいですね。 でもほんとにこんな感じだったんです。 そんな僕にある転機が訪れるわけです あるお客様に 「少し切ってもらって話しただけ、だけど 髪も綺麗になったし、心も軽くなったよ」 猛烈に嬉しい!! ではなく猛烈に違和感が襲ってきました それは自分の技術は特別なものではなく なんとなく会得したもので人を喜ばせるものでは無いと 自分で解っていたからです。 そう、違和感の正体は 罪悪感でした。 何者でもない自分の技術に価値を見出してくれたお客様 見捨てないでいてくれた社長(奥さんも) その方達に対する申し訳なさ そんな思いが自分の中でぐるぐる回る蜷局を巻くみたいに。 そこから毎日、朝晩は練習 営業中も時間ができたら練習 帰ってからもカウンセリングの勉強やその日習った事の復習 人間変わるもんですよ。 本当にね リピート率は上がり、お客様にも褒めらる日が増えてくる 訳ではありませんでした。 そんなすぐには結果が出るほど甘く無いのです と言うか少し練習したぐらいで今まで積み重ねてきたものは 簡単に崩せない訳で、よくも悪くもね ですがひたすら続ける、毎日少しづつを積み重ねる。 これしか無いと信じ、続けた結果 それでも思ったような成果はでませんでした。 技術だけのレベルを上げてもダメだったんですね 今ならわかる事ですが 人間相手のお仕事です。 同じ技術を持つ二人の人間がいた場合 話しやすい人、聴く力がある人間の方が確実に美容師としては 最適解な訳です。 そんな時にある美容師さんが言っていた言葉 「温度のある仕事をしなさい」 鏡の前に座っている1人のお客様に対して 全力で聴き、その悩みに対する解決案を全力で提示し サロンを出る時には必ず来た時より綺麗に。 技術や情報だけで頭でっかちになるのではなく これを徹底する。 当時の僕が一番かけていた部分を知る事ができた瞬間でした 何事もバランスが大切ですが 技術、熱量の高い仕事をこころがける気持ち 練習は誰よりも続け、熱量は高く そんな毎日を続けていく中で お客様には喜んでいただける事がかなり増え お客様がお客様を紹介してくださったり いい口コミをたくさんいただき 今までにはなかった 仕事がたのしい そんな感情が生まれてくるようになりました 髪の毛の悩みがある方に対して需要を提供できている 何より喜んでくれる方がいる、とても素晴らしい事。 さて冒頭の「仕事はたのしいですか?」 に戻ります 僕より若くて売り上げを上げている美容師さんはたくさんいるでしょう SNS運用も上手で器用にこなせる方考も多いこの時代 でもそんな人ばかりでは無いって僕は常に思っております 泥臭く、地道に今を拾い集めていきたい 僕よりも若い、若く無い美容師さん 考え方1つで状況は大きく変える事ができます 仕事が楽しく無いんだったら 楽しくする方法をみつけましょ あなたと、あなたと、あなた 一人一人に合った仕事を楽しむ方法が見つかる事を 願っております。 次回は仕事に対する熱量が高まり過ぎた結果 起こしてしまった失敗、自分自身に出た弊害を 書いていこうと思います。 ぜひご覧いただければ幸いです。 ではまた
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